棒 | 棒 武器 名前

棒出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ナビゲーションに移動検索に移動安部公房の短編小説については「棒(小説)」をご覧ください。

棒術で使われる棒。

棒(ぼう)は、細長い円柱など柱形の道具や部品の総称。

手で持つなどして自由に動かせるものを呼ぶことが多い。

棒と呼ばれるものには竿、杖、スティック、バー、ワンド、ロッド、ポールなどが含まれる。

地面に立てて固定された長大なものは棒ではなく柱と呼ばれる。

この項目では主に道具の棒について扱う。

目次1歴史2用途2.1打撃2.1.1武器2.1.2スポーツ・武術2.2支持2.3加工2.4指示3慣用句・派生語4脚注5関連項目歴史[編集]人類は600万年から700万年前にアフリカで誕生したといわれているが、地殻変動により土地は乾燥して森林は縮小した[1]。

サバンナの拡大に伴い、人類は木を降りて二足歩行をするようになったが、これにより手が自由に使えるようになるとともに脳が発達した[1]。

そして石や木の棒を道具として使い始めたといわれている[1]。

用途[編集]打撃[編集]手でつかんで何かを叩くのに使われる。

武器[編集]単純な棒から、複雑な構造や機構(鋲、伸縮、電撃など)を備えたものまである。

棍棒-武器に使われる重みのある棒。

警棒-警察官や警備員などが使う棍棒。

金棒-鉄製の大きな棍棒。

鬼が持つと伝えられることで有名。

ゲバ棒-左翼団体の武力闘争で使われる武器。

木の角材が広く使われる。

如意棒-孫悟空が持っていたと伝えられる武器。

狼牙棒-モーニングスターに似た中国の武器。

ムンチャン-120cmほどのまっすぐな棒。

杖のように使われるインドの武器。

オッタ-象牙に似ている曲がった棍棒。

剣のように使われるインドの武器。

スポーツ・武術[編集]棒術-長さ六尺(1.8メートル)の長い木の棒を使う武術。

単に棒とも言う。

スポーツチャンバラ-空気で膨らませた「エアーソフト剣」を使う。

「棒」と呼ばれるもののほか、さまざまな種類がある。

野球-バットを使う。

古くは「棒球」と呼ばれていた。

中国語では今もこう呼ぶ。

支持[編集]何かを載せたりぶら下げたりする棒。

この用途の場合、動かせないものを棒と呼ぶ例もある。

天秤棒-肩に担いで荷物をぶら下げて運ぶ棒。

心張り棒-戸や窓が開かないように押さえる棒。

鉄棒・平行棒-棒を水平に張った体操器具。

棒のぼり-地面に立てた棒を上る運動。

棒高跳-陸上競技の1種目。

ポールで体を支えて跳ぶ高さを競う。

加工[編集]麺棒-麺生地などを薄く延ばすために転がす棒。

指示[編集]棒の位置や動きで指示を伝える。

指揮棒-オーケストラの指揮者が使う棒。

タクト。

指し棒-黒板などを指し示すのに使う細い棒。

誘導棒-工事現場などで振って交通を誘導する棒。

慣用句・派生語[編集]棒読み-棒がまっすぐで変化がないことから、単調で感情の抑揚がない声の演技。

声についての「大根役者」。

単に棒とも言う。

棒に振る-棒手振(天秤棒を振って品物を売り歩く商人)がいくら努力してもなかなか店を持てないことから、努力が無駄になること。

棒引き-帳簿の金額に棒線を引いて取り消しすことから、借金の帳消しを意味する。

犬も歩けば棒にあたる-物事を行えば災い(あるいは幸い)が起こりうるということわざ。

棒棒鶏-鶏肉料理の一つ。

肉を棒で叩いてやわらかくしたことから。

相棒-2人組で籠や畚の棒の前後を担ぐことから、2人組の相手の意味。

用心棒-護身のための武器の棒から、ボディーガードのこと。

脚注[編集]^abc海野邦昭『トコトンやさしい切削加工の本』日刊工業新聞社、2010年、10頁。

関連項目[編集]棒倒し-相手チームの立てた棒を倒しあうゲーム。

燃料棒-核燃料を棒状に加工した


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